馬券予想あれこれ
大阪杯荒れましたねえ、天候だけはどうにもならんなあ。
とはいえどちらも、負けてなお強しといった内容だったんじゃないかなと思います。次は安田か宝塚だろうけど、中距離路線の層が厚くて楽しみですね。
で、自分のフォロワーにもちらほらリアル競馬に興味持ち始めた人も見かけるので、参考になればと思って自分なりの予想の仕方なんかをこちらに。競馬の話できる人が増えるのはマジ嬉しいですねえ。
とりあえず最初に伝えておくと、僕ギャンブルって好きじゃないんですよ。
パチンコもスロットもやらないし、宝くじも買わないし、ファイナルターンパンチとか何が面白いのか全然わからないし、Vザンギが前にジャンプしてくるの見るとくそムカつきます。
でもお前競馬やってんじゃんって言われるんですけど、競馬はデータに基づいた分析によってその確率を(中略)
とりあえず、まずはnetkeibaを見ることから始まります。今週何のレースがあって誰が出るのか、このサイトを見るのが一番です。というか競馬の情報なにかしら欲しい時はまずnetkeiba見れば8割解決します。神サイトです。
目次
戦績
兎にも角にも、まずはここを見ないと話になりません。全てのデータの要はその馬の実績に基づきます。
競馬新聞やnetkeibaの成績欄から見ることのできる情報だけでも、正直多すぎてどれを重視すればいいか分からないと思います。なので、自分なりにこの順番でチェックするってものを順に挙げていきます。
過去3~5走のレース条件と着順
まずはここです。大雑把ですが予想レースと近い条件で好走していれば適性は合っているのでしょう。逆に距離に延長や短縮があったり、そもそも未経験の距離に出走する場合なんかは後述の血統なんかも照らし合わせて予想します。
前走勝っていたりする場合、その勝ち方(2着との着差)も見ておきます。ただし重賞初挑戦のような馬の場合は、連勝途中であってもこれまでより相手が強化されるので注意です。他では上位人気馬が順当に勝ってきてる場合は確かな力があると見て良いと思います。
騎手
ずっとコンビを組んでる騎手が今回も乗るならプラスも割引も無いんですが、乗り替わりの時は注意です。狙ってる馬に今回ルメール(※騎手界のウメハラ)が乗ってたりすると笑顔です。
他に誰なら良い悪いってのは一概には難しいんですが、この一覧表で15位以内に入っていれば全然ダメということは無いと思います。でも重賞で三浦は僕なら買いません。
斤量
ハンデのことです。G1レースだけ見る分にはそんなに気にならないんですが、重賞の中にはハンデ戦や別定戦というものがあって大体50kg~59kgくらいの間で重量が変わります。
ハンデで2kg違うと影響もそれなりに出てくるんですが、G1では馬の性齢で固定の斤量が決まってます。前走で軽ハンデで勝ち上がってきた馬が、大幅に斤量増なんかの場合は割引ですね。
枠順、天候
枠
枠順って結構大事なんですよ。結構っていうかレースによっては枠の不利だけで勝敗決まっちゃったりするくらい。
何故かというと、競馬って馬それぞれに自分が狙いたいポジションとか走りたいコースとかの思惑があるんですね。でも一斉にヨーイドンして走る以上、邪魔されたり遠回りを余儀なくされたりが日常茶飯事です。
例えば有馬記念は中山2500mなんですが、このレースってスタート位置が外回りコースのコーナー手前なので、開始してすぐに最初のコーナーを迎えます。なので内枠だと最短距離で回れるんですが、外枠だと内に入れずに大回りさせられてロスが増えたりするんですね。
走る距離が長くなると単純にそれだけ不利なので、一般的には内枠有利と言われるレースです。ただ大外枠なら逆に馬群に揉まれず気持ちよく走れるのも事実なので強い馬なら関係なしに勝ったりしてます。これもうわかんねえよな安心してくれ俺もわからん。
天候
いわゆる馬場状態というものに影響してくる要素です。競馬ってのはだいたいは良馬場で行われるんですが、良馬場って何かというと芝が水分を含んでなくて乾いて走りやすい状態です。
ところが雨が降ってしばらく経つと、徐々に状態が悪くなってきて走りにくい重馬場に近付いていきます。不良馬場まで行くともう水溜まりがある状態です。
こうなると馬ごとに重馬場が得意かどうかで判断するしかありません。影響度としてはかなり大きな要素です。
血統
はい来た。競馬の一番面白くてロマンに溢れてるところ。実際ここだけ気にして予想するのが一番楽しいし健全なファンって感じがします。長いこと見続ければそれだけ思い入れもある馬が増えていってお得!
父馬
もちろん大事。だいたい種牡馬ごとの産駒特徴ってのがあるので、その傾向と該当レースの条件を照らし合わせていく感じです。
産駒の特徴については「〇〇 産駒 特徴」とかで検索するとだいたい以下のようなサイトにたどり着きます。最初は得意距離と重馬場適性だけ見ると分かりやすいかと思います。
母馬
こっちも大事と言えば大事です。なんで微妙な言い方したかというと、父馬と違ってそんなに産駒に特徴が出るってわけでもないんですが「この母馬の仔はよく走る」みたいな傾向はけっこう現れてきちゃうんです。
ウマの登場キャラで言えばナリタブライアンとビワハヤヒデも、父馬は違えど同じ母から生まれた仔です。ダイワスカーレットの異父兄もG1競争5勝の超一流馬でした。
そんな風に、兄弟に実績馬がいるとかなり期待が持てると見ていいと思います。
調教
ここまでチェックし出すとオタク一歩手前です。
競走馬って目標レースに向けて調教という名のトレーニングを日々積んでるんですが、もちろんその練習のタイムやら様子などから、今の調子がなんとなく伺えます。
でも「栗東CW 4F49秒3 - 36秒5 - 12秒5」とか書かれても何のことか分からないですよね。安心してください普通はわかりません。
とりあえずは「調教は水曜日と木曜日」とだけ覚えておいて、見たいレースの木曜午後あたりにTwitterで「〇〇(馬名) 追い切り」とでも検索すれば記者や予想師の人たちが欲しい情報を出してくれてます。それを見ましょう。
あとは調教後馬体重というデータもあるので、前走からの変動やその馬が好走してる時の馬体重と比べてどうか、そのあたりも抑えておくと楽しいですね。
だいたいはこんな感じで日頃から予想してます。
とはいえ好きな馬から買うのが一番だし、顔が好みの騎手とか居たらその人絡めるとかでもいいと思います。馬券は応援チケット!
おしまい
2021年大阪杯 4月4日15時40分発走
いよいよ春G1シーズンも開幕して、今週は待ちに待った大阪杯です。
個人的にかなり魅力的なメンバーが揃ったので、リアル競馬追ってなくてよく分からんって人にも興味持って貰えるといいなと思って、有力馬の紹介なんかを。
・5枠7番 コントレイル
言わずと知れた去年の無敗三冠馬。
中位〜やや前から一気に末脚を炸裂させる馬で、桁外れの瞬発力の持ち主です。その凄さは出走レースのほぼ全てで、上がり3F(ラスト600m)のタイムが一番という点で、アーモンドアイに敗れたジャパンカップでも勝ち馬以上の時計でした。
例えるなら「怪我しなかったトウカイテイオー」というのがピッタリくる馬だと思います。ダービーの圧勝ぶりは無観客だったのが本当に残念なほど。
ただ、菊花賞は勝ったもののラストはきわどい勝負になったこともあり、素質だけで勝ちはしたものの、長距離はベストからは遠いという印象。そういう意味でも大阪杯ではパフォーマンスが期待できます。
・8枠12番 グランアレグリア
このレースの二強の一角です。
ただ、グランアレグリアに関しては2000mの出走経験がありません。ここまでの10走すべてが1600m以下のレースであり、その点では距離の壁を破れるのかは大いに疑問があるところです。
じゃあ何故そんな馬が「二強」に挙げられているのか?単純に化け物なんです。
去年の安田記念、現役最強馬の呼び声も高いアーモンドアイが参戦し、単勝1.3倍の圧倒的人気に支持されました。その他に前年のマイル戦を連覇した王者インディチャンプが2番人気。その2頭を完全に力でねじ伏せて2馬身半の差をつけて勝ったのがグランアレグリアです。
個人的に一番ヤバイと思ったレースがこちらです。直線で後方2番手から全員ごぼう抜き。一頭だけ脚の次元が違います。
個人的には戦績からタイキシャトルを思い起こされる馬です。タイキシャトルという馬は本当に当時「不可能を可能にしてくれた」馬なんですよね。海外の歴史あるG1レースに日本馬が勝つなんて、それまでは夢物語でした。
それだけに、グランアレグリアなら距離の壁も超えてくれる予感があります。現に調教師も「1200mは短かったね」と言ってました。あの勝ち方で。
以下も有力馬なのは間違いないんですが、二強に比べるとどうしても惑星な感が否めません。
・2枠2番 サリオス
コントレイルと同じ時代に生まれたことが最大の不運ともいうべき馬です。
デビューから無傷の三連勝で朝日杯FSを制覇。しかもレースレコードでの完勝ということもあり、普通なら最優秀2歳牡馬の最右翼となるんですが、ふたを開けてみると得票大差でホープフルS勝ち馬のコントレイルに敗れる始末。
なら直接対決で白黒付けるしかないと迎えた皐月賞。サリオスとコントレイルがさながらマッチレースかのように直線抜け出して馬体を併せるも、「格付け完了」と言わんばかりに半馬身置き去りにされ、着差以上の完敗感を味わいます。
続くダービーでも、後続には差をつけて世代でも抜きんでた実力をアピールしますが、コントレイルはその遥か前方。ついに後ろ姿すら遠い着差を付けられてしまいます。
ここまでなら単なる善戦マンで終わってしまうんですが、秋はマイル路線に進むことを選択。前哨戦として古馬との初対戦となる毎日王冠に出場しました。
G1級ではないとはいえ、重賞制覇経験もある古馬たちが相手とあって注目されましたが、なんと何の苦も無くそこを圧勝。やはりこの馬も只者ではないことを証明しました。
ただ、迎えた本番マイルCSは道中の位置取りに不利などもありましたが、そもそもの勝ち馬がグランアレグリアなので無理ですね。
今回距離延長で再度自分の土俵に戻り、どういうレースを見せてくれるか楽しみです。
・6枠8番 レイパパレ
5戦5勝無敗。デビューが遅くじっくり仕上げてこられた馬で、前走のチャレンジCが初の重賞挑戦でした。
最も未知数の馬という点では彼女です。二番手から4角でスッと先頭に出し、無理に追うこともなく1馬身のリードを保って勝つといういかにも強い競馬だなといった印象です。
ただ、今回ばかりは相手がこれまでとは3回りくらい違います。鞍上はデビューからずっとコンビを組むベテラン川田なので、見せ場に期待したいところです。
・8枠13番 アドマイヤビルゴ
なんと5億8千万円という桁外れの金額で取引された良血馬です。
レイパパレと同じように年明けデビューということで慎重にレースを使われ、今年の1月に初重賞挑戦ということで注目されましたが10着惨敗でした。
あまりに見どころの無い負け方だったので次どうするのかなと思ったらまかさの相手が強すぎる大阪杯に乗り込んできました。
グランアレグリアの隣で大外ということもありプレッシャーも凄そうですがどうなることやら。
・5枠6番 ワグネリアン
3年前、福永祐一ジョッキーに悲願のダービー初制覇をもたらした馬で、それ以降は4度のG1で5着以内には入っていますが勝ち星がありません。
当たり前というか仕方ないというかコントレイルの主戦ジョッキーが福永なので今回は乗ってもらえませんでした。勝負の世界なので仕方ないですね。
・4枠4番 ブラヴァス
ちなみに母馬も佐々木の所有かつG1勝ち馬で、どちらも名付け親は榎本加奈子です。他に特に言うことはありませんが、G3レースは4戦1勝2着2回と安定した成績です。
今から楽しみですね、個人的にはグランアレグリア若干有利じゃないかなと見ています。
おしまい。
突然ウマ娘キャラの史実の思い出 マヤノトップガン編
ウマ娘めっちゃ楽しいけど、ゲーム自体は超マイペースにまったり続けてるだけなので攻略以外でなんか書いていこうと思い、表題のようにウマ娘登場キャラの史実時代の思い入れなどを。
~マヤノトップガン~
俺が競馬見始めたのってナリタブライアン以降なので、正直トップガンが世代の頂点になって有馬も制したあたりは「えーかつての最強馬がいいとこなく負け続いてる…」って感じのガッカリが先行して、トップガンを応援しようって気には全くならなかったんですよね。
で、年が明けても似たような感じで、ブライアン春シーズン緒戦の阪神大賞典。
ガチで震えた。以前のブライアンが戻ってくると同時に、ブライアンに対等の勝負を挑める馬がいた。この頃にようやく「強いトップガン」を意識し始めました。
で、まあそこから色々あってブライアン不在の宝塚記念が始まります。
少し脱線しますけど、宝塚って俺の住んでる地元の街で、その名の通り宝塚歌劇団のお膝元なんです。学校の通学とかで乗る電車にも、私服だけど「ああ明らかにヅカの人だな」ってわかる雰囲気の乗客を見かけることもしばしば。
そんな環境だし、サクラ大戦好きだし、阪急電車の吊り広告には宝塚歌劇の上映演目が常に掲示されてるし、必然的に歌劇団のことにもそれなりに詳しくなるんですよね。
競馬の話に戻る。
当時はガキながらに馬券当てるために色々と考えました。「消去法」なんてのは最たるもので、要は過去10年で一度も連対していない条件を洗い出して、どんな人気馬だろうがそれに該当するものは消す。残した馬だけ機械的に買う。そんなのにも手を出したけど当然ながら捗りません。
そんな俺の前に舞い降りて来た禁断の果実。「サイン馬券」という名のオカルト。
このリンク先の最初の10行読んでもらうとわかるんですが、完全にアホの買い方です。
こんなんお金捨ててるだけじゃねえかって思うでしょ?いや本当にお金捨ててるんですよ。
ちなみに令和最初のオークスで「レーン-岩田-和田」の三連複で令和馬券や!とか言ってる本能寺さんって人がいましたけど、25年経っても順調に脳をやられてるみたいです。
で、そんなアホの買い方があるんだって知ったのが、ちょうどこの宝塚記念の時期だったんです。
もう分かりますね?
見えてしまいましたね。確定です。
とはいえこの時のトップガンは前走こそサクラローレルに敗れたものの、ブライアンもサクラローレルもマーベラスサンデーもタイキブリザードもいないグランプリ(笑)レースだったこともあって、危なげなく勝利します。さすが真矢様。
じゃあ馬券も見事的中したのでしょうか?
「歌劇といえば歌とダンスや!ダンスパートナーや!」
トップガンの思い出はこのあたりとなります。
やはりレースうんぬんよりは損したか得したかの方が強く記憶に残りますよね。次回は未定です。
おしまい
夜好性などなど
というタイトルですが、YOASOBIとヨルシカが俺のこれまで聴いてきた音楽とちょっと違うなと感じたので、夜好性っていうだれうまの単語と合わせて何か書こうかなと。
書こうかな、と思って半年以上放置してました。
なので内容についてはもう今更すぎるオススメの域を出てないし、なんなら考察も何もしてない(そういうのはもっと深い方々が沢山書いてる)ので、全く大した文章にはなってません…。
・YOASOBI
最初に『夜に駆ける』聞いた時は特に何の感情もなくて、その後にユニットのコンセプト紹介なんかの記事を見てかなり興味持ったんですよね。もともと活字読むのが好きな性分だけに。
もちろん『タナトスの誘惑』も読みました。
タナトスの誘惑 | 物語詳細 - monogatary.com
読み終わって結論。俺には合わない!
というのも余りに厭世的な世界観すぎて、そういう鬱々としたテーマって元々好きじゃないんです。これは完全に自分の趣味嗜好の問題。なのでまあ、試みとしては興味深いけどnot for meだったなあというのがファーストインプレッション。
で、そこからハマる経緯には勿論きっかけになった曲があって、これです。
YOASOBI「ハルジオン」Official Music Video
こちらの原作小説はこれ。15分くらいで読めます。
短編小説「それでも、ハッピーエンド」 - ZONe IMMERSIVE SONG PROJECT
普通に曲調が好きで、「ああ失恋してから前向きになるまでを描いた曲ね、ありがちだけど良いよねこういうの」くらいの気持ちのまま原作小説読んで、小説自体の感想は「新海誠の短編でありそう」程度の軽いもんだったけど、読み終わってからあらためて歌詞眺めて、正直ビビりました。あまりにも「詩」にするのが上手すぎる。
戻れない日々の欠片が
映し出したのは
蕾のまま閉じ込めた未来
もう一度描き出す作詞:Ayase
さっきの小説を"元"にしながら、このフレーズに昇華させるのは物凄い詩的センスだと思う。
小説を歌詞にする、って余分なものを削ぎ落していく行為に近いと思うんですよね。もちろん文字数の問題も大きいけど、シンプルに何を伝えたいのかに着目した上でちゃんと歌詞になるように韻も踏ませる必要があるし。
でもこの歌詞見て思ったのは、むしろこの歌詞が先にあってインスパイアされた小説って言われても全然わかんないどころか自然だなって感じるくらい、自分の言葉で物語の本質を抉ってるなってところ。
ストーリーを借り物としてではなく、完全に消化した上できっちり「別の作品」に仕立てる感性がめちゃくちゃ凄いと思いました。
YOASOBIはまだ楽曲数少ないけど、他に1曲オススメするならこちらもどうぞ。
夢の雫と星の花 | 物語詳細 - monogatary.com
・ヨルシカ
YOASOBIが原作小説と曲のグラデーションを楽しむタイプの楽曲だとしたら、ヨルシカはゴリッゴリのコンセプトアルバムです。曲という単位は「アルバムという一つの作品」のピースにすぎません。
まあ例によってハマるきっかけになった1曲を貼っておくとこちらです。
初見で聴いただけでも分かるくらいメッセージ性が強い歌詞に、ちょっとギョッとしちゃうタイトル。
っていうかあまりにもメッセージ性が強すぎて、もうボーカルじゃなくて「演技」と呼んでもいいくらいの域に達してる。そして演技かと思わされるくらいに心情をありのまま綴ったリリック。
明らかに誰かに狙いを定めてぶつけるような独白が繰り返された後、最後の最後に吐き出される「だから僕は、音楽を辞めた」という曲名に使われているフレーズ。
これで興味持たない方が無理ってもんでした。
で、調べたら出てきたのが以下のインタビュー。
読んでるうちに、なるほどなあって納得がありました。要はアルバム丸ごと一つの物語としての連作にしたと。途中に含まれるインスト曲も全て意味のある物語の一部分なんだと。そしてこのアルバムは『僕』から『エルマ』という女性へ宛てたメッセージなんだと。もう鼻血出た。
だってこのアルバムの曲目が以下なんですよ。
01:8/31
02:藍二乗
03:八月、某、月明かり
04:詩書きとコーヒー
05:7/13
06:踊ろうぜ
07:六月は雨上がりの街を書く
08:五月は花緑青の窓辺から
09:夜紛い
10:5/6
11:パレード
12:エルマ
13:4/10
14:だから僕は音楽を辞めた
もうそのもの『エルマ』って曲があるじゃん。聴くじゃん。歌詞読むじゃん。死んだわ!
そしてインスト曲に付けられているタイトルは日付。そう、これ時系列順じゃないんですわ。もうこんなの考察探して聴きこむしかないじゃんね。
んで調べてたら2ndフルアルバムがもう出てて、そのタイトルが「エルマ」だと。なんだこれ。
つまり2ndアルバムは、14曲全てを使った1stアルバムでいうところの『僕』へのアンサーになってるんです。おいおいおい仕掛けが豪華すぎるよ~~~
・まとめ
自分も人並みにに色々音楽聴いてきて、バンド物の臨場感も打ち込みサウンドの統一感も好きだなって感じで雑食だったんですが、この両者のアーティストには音楽というジャンル自体の可能性の広がりを感じました。
例えば漫画のアニメ化とか、実写映画化とか、そういったメディアミックスって色々ありますけど、それらとも違っていわば「物語の音楽化」とでも呼べるような、より五感に近い形で表現したんじゃないかなって。
今の世の中、色々と思うところはあるわけですよ。コロナ禍でコンサートなんか満足に開催できないし。双方向性のコミュニケーションを音楽に求めにくい時勢ですよね。自宅で楽しむ範囲といってもスマホに付属イヤホンで聴くしかないって環境の人も多いわけです。
そんな中で、まるで絵画の分野のような「ただ耳で聴くだけじゃなく、裏にある物語を楽しめる」というのは僕にとっては新しい音楽の形でした。(過去にも同じようなコンセプトを試したアーティストがいたらごめん)
ということを本当は去年の夏くらいにみんなに伝えたかったんや。すまんな!
ずとまよについては語るほど聴いてないので、今回はパスです。
おしまい
年末振り返り
今年も最後なので軽く総括
・仕事
最悪の年。俺の会社ってかいつまんで言うとコンサート業界で、その中で職種としては人事総務の担当になるんだけど今年はご存知の通りイベントはろくに開催できず、売り上げとしては過去最低に。もちろん新卒採用なんかもストップなので、じゃあ何をしてたかっていうと各種助成金の申請と人事制度の改定などなど。
仕事量は多いのに、利益に繋がるのではなく赤字を減らすだけの努力というなんとも虚しい忙しさな一年でした。
来年は少しでも活気戻るといいなあ。
・ゲーム
家庭用ゲームはいくつか買ったけど、印象に残ったのはウイニングポストとゴーストオブツシマくらい。他は前から継続してる格ゲーずっとやってました。
鉄拳は相変わらず上手くならん…相手の連携に対してファジーの防御とか確定取っていく能力が低すぎて同格相手でもドロドロにしないと勝てない。
UNIも今年は身内からプレイヤー増えてくれて対戦機会持てて良かった。そろそろ知らない人との場数も踏んで、来るかもわからない次回作に備えたいところ。もうワンランク上目指すにはアサルトへの対応とグラップの使い分けなんだよな〜。
・健康
毎年わりと健康診断の結果は悪くなくて、今年はアレルギーの検査も受けたけど蛾の鱗粉というレア物以外は一切アレルギーもなしだった。
去年に扁桃腺取ったおかげか消毒マスク徹底してたおかげか、一年通して熱も出ることなく体調的には近年で一番平穏な年でした。
ジム通いも継続してて、筋肉は割とついてきたので次はカロリー制限して体脂肪抑えていきたい。タンパク質は今でも1日100gは摂るようにしてるので、ここはキープしたいなあ。
今年も一年お疲れ様でした!
買ってまあまあ良かったもの
今年も気付けば終わりじゃないですか、早いなー。
書くネタも特に無いんですが、今年を振り返る意味も込めて年内に買ったモノの中で
『特にオススメするほどではないが、思ってたよりは良かった』
みたいな微妙なラインの商品を無駄に紹介していこうと思います。
・セブンイレブンの傘
透明の安っぽいビニールのじゃなく、黒い1500円くらいのやつです。
傘は基本ビニール傘使い回して壊れたり汚れたら捨てて買い換えるみたいにしてたけど、これはかなり丈夫で使い勝手もよくて壊れる気配ない。
買う時は高いなーと思うけど、結果ずっと使えてコスパ良かったです。
・業務スーパーの麻蝦醬
200円で買えて何に入れてもうまくなる。しょぼいレトルトカレーに入れたら麻婆カレー風味になってよさげでした。
・X-plosionのプロテイン
X-PLOSIONオフィシャルページ「X-PLOSION LLC.」 |
味が良すぎる。安いしすぐ届くからもう海外製品には戻れない。
WPIのフルーツオレかブルーベリーヨーグルトのほうが美味いと思います。
・AirPods Pro
まあ特に他人に勧めるほどのもんでもないですけど、普通に思ってたより良かったので。
・久原 あごだしつゆ
あごだしつゆ|商品紹介|おいしさ、あごの差。くばら|久原醤油
買い始めたの今年だったかな、覚えてねえや。
これまではアサムラサキのかき醤油とかだし道楽とか色々使ってたけど、全ての味付けがこれに一本化されました。
まじでうまい。
・マルヨシのお肉
たまに通販してて1万円のお肉セット買いました。家で食う肉として過去最高にうまいしボリュームも十分。
なんかコロナのせいであんまり買い物とかにも出なかったのであまり思いつかんねえ。
来年はいい枕買いたい。
ウイニングポスト9 2020感想
だいたい発売から2ヶ月半くらい経ったので、現状の所感と気になるところなど。
全体的な感想
結論から先に書いちゃうけど、ここ数年のウイポシリーズの中では一番遊びやすいです。
前作がナンバリング上がって1作目ってことで、騎手から調教師まで全てガチャ次第どころか種付けすら満足に出来ないクソ革新的な反面使いにくいシステムが多かったのが、今作では大幅に改善されゲーム性の部分で不満を感じていたところが軒並み解消されました。
とはいえ、結局はウイポ8から基本設計はほとんど変わってないし何なら台詞までほぼ同じ、2020で追加された新システム(クラブ設立、結婚&子孫)は過去にあったものが何故か9で消滅して今回復活しただけ、という感じなので、これをはたして評価としていいのかは分かりませんけど、遊ぶ分には楽しいので良いんだと思います。
あとはやっぱり史実馬&SHの追加。まあこのために毎年マイナーチェンジ版出してる感じだと思うけど、やっぱりコントレイルやレシステンシアが走るのを見れるのは楽しい。
まあもちろんパラメータ設定は適当というか見込みの数値なんですが、これも今回から復活したエディット機能で自分好みに設定し直せるので、今年の秋くらいに実際の成績に応じて修正&周回プレイするって感じが丁度いい遊び方かなと思います。
良い点
上記の追加点以外で、今回これいいなと思ったところ
・絆コマンドが使いやすくなった
前作は人脈作りがそもそも絆コマンドのガチャ頼みで、過去作プレイヤーほど序盤のストレスが凄かったんですが、ここは8時代の仕組みにほぼ戻りました。1年で直すなら何で導入したんだ
じゃあ絆コマンドは何に使うのかというと、もっぱら馬の強化。前作みたいに調子向上もそこまで使う機会がない印象です。
特に、他で代替の効かない効果として、G1勝った後に調教師がくれる「心肺強化」の絆コマンドで距離適性が+200mほど底上げされるので、無理やり菊取らせたりってこともやりやすくなりました。
・難易度が上がった
これは受け取り方次第な気がしますけど、個人的には良調整。難易度HARD以上で顕著に違いが出ます。
あと海外レース初出走時が大幅に能力補正かかってるようで、素質馬でも初戦の海外G2あたりを落とすこともザラなので、凱旋門やBCなどの大レースに挑む時はちゃんとステップレース使うことが重要になりました。
これはけっこう現実味あるし好きな方向性です。海外連戦の間は帰厩できないから調整放牧とか絆コマンドも使えなくて、遠征のもどかしさが上手く出てると思います。
・米芝三冠の追加
これは現実を反映させただけなんですけど、これまで米国の早熟芝馬にこれといった目標が無かったのが解消されたのは良いと思います。
三冠配合にも影響してくるので三冠と名の付く競争が増えるのは好ましい。
まあ、現実を反映させた結果としてペガサスワールドカップターフの賞金が6000万に落ちてショボショボなのに、格付けは据え置きなのかオンライン対戦の指定競争のままっていうよくわからない状況にもなってます。
気になる点
過去作からの仕様も含めて、ここ何とかならんかな~ってとこ
・距離適性がシビアすぎる
昔よりは少しマシにはなったんですが、それでもやっぱり100mでも適性より長距離のレースだと直線で逆噴射が始まります。
なんとなくだけど、距離適性っていうより「得意距離」みたいに明確なラインを決めて、そこをピークとして外れる距離からはじわじわ能力ダウンする形がいいんじゃないかなあって思う。
例えば今は牝馬で二冠取ったりすると1600~2400mは適性でほぼ保証されるようなもんだけど、実質はマイラーだけど能力だけで2400m勝ったとか、本質は中距離馬だけど世代にライバル不在で菊を獲ったとか、そういうのが表現しずらいと思うんだよね。
・キャラの言葉遣い
姫神ノエルはタメ口が特徴のキャラ設定なくせに、オンライン対戦の時だけ他の秘書と同じ口調になります。
同様に子孫が騎手になった時は家族向けのくだけた口調のままなのに、子孫を牧場長にすると他の牧場長と同じ丁寧口調になります。
テストプレイした時におかしいとか思わんのか?
・ガラスどころか超合金の脚
まあシリーズ共通ですけど、アホみたいに酷使しようが故障なんかまったく起こりません。
健康パラ次第で疲労の溜まり方や調子に影響は出るけど、そもそも疲労が溜まったからといって能力に差があればそうそう負けません。
まあ故障のたびにイライラするのとどっちがマシかって言われると難しいけど、それでも海外転戦して年間15勝みたいな現実味のなさすぎることは、ゲームとはいえどうなのって思わされる。
もう少し、調子と疲労次第で能力に大幅な補正がかかる、とかのほうが好みです。
・史実馬なのに半端に史実無視
実際に勝ったレースの史実補正って今作にもあるのかはわかんないけど、史実期間なのに謎のローテでCPU史実馬が出走してくるのすげえ気になる。
特に故障とかはちゃんと史実通りに反映されるのに、単なる体質の問題であんまりレース使えなかったみたいな馬はガンガン王道路線で走ってくる。
あと、騎手は一部実名で一部架空名みたいな状態だからなのか、史実馬の主戦が全然違う屋根になったりしてるのがやっぱ悲しい。
あとこれは多分権利関係の問題くさい気がしてるけど、ロジャーバローズがいません。2019年ダービー馬は誰の手に!
・レースが能力通りに決まりすぎる
もちろん例外はあるんですけど、強い馬は人気になるし能力の高い馬はだいたいその通りに勝つ。
同じレースを走法や展開変えて10通り試しても10回とも同じ馬が勝つ、みたいなのは味気なさ過ぎるなあと感じちゃいます。
何が言いたいかというと要するに「牝馬二冠取れたらもう秋華賞もほぼ確でしょ」ってことなんですけど。決まった面子で似たような距離走らせると結果もだいたい同じになるんで、三冠の価値がちょっと薄くねえか?って思います。
以上、まあ不満点も含めて長々と書いたけど、今作はまじでウイポとしては92点くらい付けてもいいなってくらい楽しめてます。
開発の労力は凄まじいと思うけど、ウイポ10では史実期間はその年代の番組内容に応じて毎年レース名やら開催内容変えてほしいなあ。
1995年までは牝馬三冠はエリ女でした、96年からは秋華賞増えました、この年から高松宮杯も1200m戦になります、みたいな。
これやってくれたらシリーズ一生買い続ける。その前に来年以降もちゃんと出るのか怪しいけど
おしまい