本能寺地獄変

長文書きたい気分の時に使います

2021年大阪杯 4月4日15時40分発走

いよいよ春G1シーズンも開幕して、今週は待ちに待った大阪杯です。

個人的にかなり魅力的なメンバーが揃ったので、リアル競馬追ってなくてよく分からんって人にも興味持って貰えるといいなと思って、有力馬の紹介なんかを。

 

 

・5枠7番 コントレイル

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言わずと知れた去年の無敗三冠馬

中位〜やや前から一気に末脚を炸裂させる馬で、桁外れの瞬発力の持ち主です。その凄さは出走レースのほぼ全てで、上がり3F(ラスト600m)のタイムが一番という点で、アーモンドアイに敗れたジャパンカップでも勝ち馬以上の時計でした。

 

例えるなら「怪我しなかったトウカイテイオーというのがピッタリくる馬だと思います。ダービーの圧勝ぶりは無観客だったのが本当に残念なほど。

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ただ、菊花賞は勝ったもののラストはきわどい勝負になったこともあり、素質だけで勝ちはしたものの、長距離はベストからは遠いという印象。そういう意味でも大阪杯ではパフォーマンスが期待できます。

 

 

・8枠12番 グランアレグリア

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このレースの二強の一角です。

ただ、グランアレグリアに関しては2000mの出走経験がありません。ここまでの10走すべてが1600m以下のレースであり、その点では距離の壁を破れるのかは大いに疑問があるところです。

じゃあ何故そんな馬が「二強」に挙げられているのか?単純に化け物なんです。

 

去年の安田記念、現役最強馬の呼び声も高いアーモンドアイが参戦し、単勝1.3倍の圧倒的人気に支持されました。その他に前年のマイル戦を連覇した王者インディチャンプが2番人気。その2頭を完全に力でねじ伏せて2馬身半の差をつけて勝ったのがグランアレグリアです。

個人的に一番ヤバイと思ったレースがこちらです。直線で後方2番手から全員ごぼう抜き。一頭だけ脚の次元が違います。

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個人的には戦績からタイキシャトルを思い起こされる馬です。タイキシャトルという馬は本当に当時「不可能を可能にしてくれた」馬なんですよね。海外の歴史あるG1レースに日本馬が勝つなんて、それまでは夢物語でした。

それだけに、グランアレグリアなら距離の壁も超えてくれる予感があります。現に調教師も「1200mは短かったね」と言ってました。あの勝ち方で。

 

 

以下も有力馬なのは間違いないんですが、二強に比べるとどうしても惑星な感が否めません。

 

 

・2枠2番 サリオス

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コントレイルと同じ時代に生まれたことが最大の不運ともいうべき馬です。

デビューから無傷の三連勝で朝日杯FSを制覇。しかもレースレコードでの完勝ということもあり、普通なら最優秀2歳牡馬の最右翼となるんですが、ふたを開けてみると得票大差でホープフルS勝ち馬のコントレイルに敗れる始末。

 

なら直接対決で白黒付けるしかないと迎えた皐月賞。サリオスとコントレイルがさながらマッチレースかのように直線抜け出して馬体を併せるも、「格付け完了」と言わんばかりに半馬身置き去りにされ、着差以上の完敗感を味わいます。

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続くダービーでも、後続には差をつけて世代でも抜きんでた実力をアピールしますが、コントレイルはその遥か前方。ついに後ろ姿すら遠い着差を付けられてしまいます。

 

ここまでなら単なる善戦マンで終わってしまうんですが、秋はマイル路線に進むことを選択。前哨戦として古馬との初対戦となる毎日王冠に出場しました。

G1級ではないとはいえ、重賞制覇経験もある古馬たちが相手とあって注目されましたが、なんと何の苦も無くそこを圧勝。やはりこの馬も只者ではないことを証明しました。

ただ、迎えた本番マイルCSは道中の位置取りに不利などもありましたが、そもそもの勝ち馬がグランアレグリアなので無理ですね。

今回距離延長で再度自分の土俵に戻り、どういうレースを見せてくれるか楽しみです。

 

 

・6枠8番 レイパパレ

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5戦5勝無敗。デビューが遅くじっくり仕上げてこられた馬で、前走のチャレンジCが初の重賞挑戦でした。

最も未知数の馬という点では彼女です。二番手から4角でスッと先頭に出し、無理に追うこともなく1馬身のリードを保って勝つといういかにも強い競馬だなといった印象です。

ただ、今回ばかりは相手がこれまでとは3回りくらい違います。鞍上はデビューからずっとコンビを組むベテラン川田なので、見せ場に期待したいところです。

 

 

・8枠13番 アドマイヤビルゴ

なんと5億8千万円という桁外れの金額で取引された良血馬です。

レイパパレと同じように年明けデビューということで慎重にレースを使われ、今年の1月に初重賞挑戦ということで注目されましたが10着惨敗でした。

あまりに見どころの無い負け方だったので次どうするのかなと思ったらまかさの相手が強すぎる大阪杯に乗り込んできました。

グランアレグリアの隣で大外ということもありプレッシャーも凄そうですがどうなることやら。

 

 

・5枠6番 ワグネリアン

3年前、福永祐一ジョッキーに悲願のダービー初制覇をもたらした馬で、それ以降は4度のG1で5着以内には入っていますが勝ち星がありません。

当たり前というか仕方ないというかコントレイルの主戦ジョッキーが福永なので今回は乗ってもらえませんでした。勝負の世界なので仕方ないですね。

 

 

・4枠4番 ブラヴァ

ハマの大魔神佐々木主浩の所有馬です。

佐々木主浩 - Wikipedia

ちなみに母馬も佐々木の所有かつG1勝ち馬で、どちらも名付け親は榎本加奈子です。他に特に言うことはありませんが、G3レースは4戦1勝2着2回と安定した成績です。

 

 

今から楽しみですね、個人的にはグランアレグリア若干有利じゃないかなと見ています。

 

おしまい。